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大人の上手な香水のつけ方
ー香害にならずに「ほんのり香り美人」にー

美人のくらし

ほんのりとすれ違いざまにいい香りがする女性は素敵ですよね。けれど香水をつけすぎて「香害」になってしまい周りに嫌がられてしまうのは大人の女性としては避けたいところ。
意外と知らないつけすぎ予防法やほんのり香らせるための上手なつけ方を学んで「香り美人」になりましょう。


1.香りの性質をマスターする

香水をつけすぎてしまう原因はつける量や場所、つけ足しのタイミングが間違っていることが多いです。これらの失敗は香りの性質をあらかじめ知り、上手な香水の使い方をマスターしておけば簡単に防げます。
まずは4つの香りの性質を押さえておきましょう。

1)「濃度が高いほど強く」香る

香水の種類イメージ

香水は「香料」と「アルコールや水」で作られています。香料が含まれている量(濃度)によって香水の種類が異なり、香料が多く含まれている香水ほど「強く長く」香ります

・オーデコロン(Eau de Cologne)
香料濃度:2~5%
持続時間:1~2時間
最も濃度が薄く持続時間も短い「軽い」香り。夏場やリフレッシュしたいときに使いやすく初心者向きの香水です。

・オードトワレ(Eau de Toilette)
香料濃度:5~8%
持続時間:2~5時間
ソフトな香り立ちで日本で普段使いしやすい香水。オーデコロンよりも香りを長く楽しめつけ足しも気軽にできます。

オードパルファム(Eau de Parfum)
香料濃度:8~15%
持続時間:5~12時間
しっかりと香り、香りの変化をじっくりと楽しめます。半日近く持続するものもありつけ足しすぎないように注意が必要です。

・パルファム(Parfum)
香料濃度:15~30%
持続時間:5~12時間
最も香料濃度が高く持続時間も長い香水。パーティーなど特別な場面で宝石のように使いたい最も格式の高い香水です。

また一般的に、香りは電車や窓のない個室など「気密性の高い空間」では強く長い時間香ってしまうことも知っておくとよいでしょう。

2)香りは「下から上へと」香る

香水は顔に近い位置につけると強く香りすぎてしまいがち。顔から30㎝以内の場所にはつけないようにしましょう。
また香水は体の下のほうにつけると香りが上へと昇ってくる間にほどよい濃度に薄まるのでほんのりとやさしく香らせることができます。

3)「湿度や気温が高いと強く」香る

湿度の高い夏雲イメージ

湿度が高い日本では香水が強く重く香ってしまうのでつけ方には注意が必要なのをご存知ですか?

特に日本で香料濃度の高いパルファムやオードパルファムを使う場合は

・量を少なめにして
・つけ足しは頻回にしないようにする

とつけすぎを防ぐことができます。

また、湿度がより高い梅雨や夏場はさらに香水がきつく感じられやすい季節のため、6月から9月は香料濃度の薄い「軽めの香水」を少ない量で使うようにしましょう。この時期に香水を使う場合はオーデコロンやオードトワレを朝一回ワンプッシュで充分です。

4)嗅覚は疲労する

鼻をつまむ女性イメージ

「香害」と言われてしまうほど香水をつけすぎてしまう原因。それは同じ香りをかぎ続けるうちに嗅覚がマヒしてしまう嗅覚疲労という現象のせいなのです。
嗅覚がマヒしてしまい、まだ香りが残っているのに「足りないかな?」と感じて香水をどんどんつけ足してしまうと…

知らぬは本人ばかり。周りの人にとっては不快なレベルの「キツイ香り」を周囲に漂わせてしまうことに。

「香害」を防ぐにはつけ足しのタイミングを誤らないこと。

「香りがしなくなったから」だけを判断基準せず、つけている香水の「濃度と持続時間」を参考に付け足しのタイミングを判断しましょう。

日本では少し物足りないくらいがちょうどよいと思っておくとよいでしょう。

2.「ほんのり香らせる」つけ方の4つのポイント

香水をつけるイメージ

1)つける場所

・膝の後ろや足首
初心者の方やあまり強く香らせたくないときにおすすめです。つけすぎた場合にふき取るなどのリカバリーがしやすいメリットもあります。

・スカートのすそ裏
ほのかに上品に香り、動くたびにふわっと香らせることができます。まさに「技あり!」の大人の女性におすすめのつけ方です。

・ジャケットのすそ裏
下半身につけるよりもしっかりと香りが立ち、香りを楽しむことができます。

2)つける量

ほんのり香らせたいならつける量は「シュッとワンプッシュ」で充分。湿度の高い日本では一度に2プッシュ以上は多すぎると心得て。

3)TPOに応じた使い方―配慮が必要なシーン

窓がなかったり隣のデスクとの距離が近い日本のオフィス。配慮をしながら香水を使いたいものです。オフィス内は少量のオーデコロン程度にとどめ、勤務中はむやみにつけ足さないようにしたいもの。

香りのタイプもシトラスタイプ・フルーティーフローラルタイプ・グリーンタイプ・シングルフローラルタイプなどの軽やかなものがおすすめです。

また学校、医療、福祉、食品関係など職種によっては香水がNGの場合もあるので、こうした職種の取引先にうかがう際は香水を控える配慮も必要です。

最後に、混雑している通勤電車やバスなどでは香水はなるべくつけないようにしましょう。人が密集し気温や湿度が高い車内では香りがとても強く感じられるため、迷惑に感じている方も少なくありません。電車を降りてからトイレに寄って香水をつけるのが大人の女性のスマートな使い方ですね。

4)つけすぎたときの対処法

もし香水をつけすぎてしまったらアルコールか水で落とせます。アルコール入りのウェットティッシュやデオシートでふき取るか、トイレに備え付けの消毒用アルコールをティッシュにつけてふき取るのが最も効果的です。
アルコールがない場合は水で洗い流したり濡らしたハンカチでふき取っても。石鹸をつけられる部位ならば石鹸で洗うほうが匂いは落ちやすいです。

おわりに:香水の性質を知り上手に使って「ほんのり香り美人」に

湿度が高く人が密集している日本。一つ間違えば「香害」になってしまいやすい環境です。ですが香りの性質を知りうまく利用すれば、香水をほんのりと優しく香らせることができます。
日本の風土にあった上手な香りの使い方を身につけてワンランク上の「香り美人」を目指しましょう。


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